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組織開発研究会

企業のトリビア募集

【設問設計】触発を促す設問

組織開発において規範(理論)モデルとは、あるべき姿を提示するモデルのことをいう。これに対し状況適応型モデルというのがある。これはアンケート(リサーチ)において標準的なモデルを設定するものではなく、状況に応じてアンケート内容などをデザインするものである。

組織開発は1940年代から研究がはじまり、1960年代になるとレンシス・リッカートの組織特性プロフィールモデルのようなあるべき組織や組織パターンを示す、それに対して現状組織を比較する考え方が出てくる。ブレーク/ムートンのマネジリアル・グリッドはよく知られているが規範モデルといってよい。

現在様々な団体で提示されている組織文化診断の類はこの規範モデルである。この診断プログラムも規範モデルに近いが多少異なるところがある。

従来の規範モデルは、組織のタイプを分類することが主たる目的であった。しかし、例えば素材を大量に生産するタイプの組織に、官僚型ですね、ピラミッド型ですねといったところであまり意味はない。専門家集団の様な組織に対して、プロジェクト型ですね、アドホック型ですねと診断しても、当たり前であり、だから何だということになる。

この組織文化診断の特徴は、組織を区分することが目的ではなく、組織を見るフレームワークを12のドライバーと36のリクワイヤメントというビューポイントを整備したものである。

従って、108の設問が“触発”または“啓蒙”としての役割を果たさなければならない。108の設問に回答することで、組織のあるべき姿、組織に対する見方、戦略と組織の関係、役割と責任、自律的人材としての視座など、気づきを触発する設問表現にこだわっている。

それに回答する方も単に質問に答えるだけで何も刺激がなければつまらないし、興味を喚起するものでなければ組織文化によくない。

 

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