組織文化診断5つの示唆(1)
組織文化診断で何がわかるのかといった意見はあるだろう。組織文化診断は方法であるので、目的が不明確であれば役に立たない。また、方法であるのでやり方の上手さ下手さで大きく効果も異なる。処方も間違えば逆効果になることもある。組織文化診断も同様である。
組織文化診断は「示唆」してくれるものである。主に次の5つを示唆してくれる。
(1)推進の方法を示唆してくれる
組織文化診断5つの示唆(2)
(2) 押すべき行動様式を示唆してくれる
組織文化診断5つの示唆(3)
(3) 可能性を示唆してくれる
組織文化診断5つの示唆(4)
(4) 関係性を示唆してくれる
組織文化診断5つの示唆(5)
(5) 問題の大きさを示唆してくれる
健康診断でも同様であるが、数値だけを見て判断してはいけない。事業特性や業務特性、歴史など踏まえた上でその数値の意味を解釈しなくてはならない。その意味では、組織文化診断というアンケートだけでは不十分で、歴史や事業特性などインタビューなどによって事業特性など理解し、仮説を持った上で組織文化診断は行われるべきものである。
12ドライバーの説明 / 12.人材育成と活用
12ドライバーの説明 / 11.徹底実践
12ドライバーの説明 / 10.意志と行動の一致
12ドライバーの説明 / 9.挑戦と維持のバランス
12ドライバーの説明 / 8.人間尊重の人事制度
12ドライバーの説明 / 7.制度設計思想
12ドライバーの説明 / 6.価値判断軸
12ドライバーの説明 / 5.社会認知と共感
12ドライバーの説明 / 4.キャリア、使命育む環境
12ドライバーの説明 / 3.特性活かす先進、柔軟、運用
12ドライバーの説明 / 2.先見性
12ドライバーの説明 / 1.未来を創造する方向
組織文化診断のフレームワーク
組織文化診断のフレームワークは図のようになっております。
外的形成要因と内的形成要因を起点としております。これは戦略のフレームワークでも同様です。この2つから組織文化を形成する7つの要素を設定し、そこから文化を評価・測定する視点としての12のドライバー、更に文化を具体的に問う行動様式群として36のリクワイアメントを設定しました。36のリクワイアメントに対して、各3つの設問を設定し、計108の設問から構成されるプログラムです。
36のリクワイアメント
組織文化を構成するフレームワークを外的形成要因3つ、内的形成要因4つとした。このフレームワークのグリッドから12のドライバー(組織文化に影響を与える12の要素)を設定した。更に、12のドライバーをそれぞれ3つの要素に分解し、36のリクワイアメント(組織文化診断を行う上で必要とされる36の要素=組織文化診断の要求事項)とした。
資料のダウンロード:12Driver&36Requirement