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組織開発研究会

企業のトリビア募集

ブレーク/ムートンのマネジリアル・グリッド(Robert R. Blake and Jane Srygley Mouton)

1960年代に紹介された組織診断モデルである。

 リーダーシップ理論ではよく知られているモデルある。前述のリッカートと同様に規範的モデルの一つである。マネジリアル・グリッドは縦軸に人間に対する関心、横軸に生産性に対する関心を置き、それぞれ高低を9設定し、どのエリアにいるかで診断するモデルである。ちなみに、人間と生産性(注4)という表現は、ブレークとムートンがわかりやすくしたもので、前述の構造づくりと配慮といった表現が一般的であった。このグリッドの重要な点は、この二元を一つの連続体として概念化したことにある。

 ちなみにグリッド(1.1)は、不毛のマネジメントという領域で、最小限の努力を払って要求されている仕事を維持するに適当な方法という意味である。グリッド(1.9)(人間に対する関心が9、生産性に対する関心が1)はカントリークラブ・マネジメントという領域で、人間の欲求に心を配り、満足のいく関係を維持し、友好的で居心地の良い雰囲気の組織をつくるのに適した方法である。

 

原書では縦軸がconcern for people 、横軸がconcern for productionという表現になっている。 “The Managerial Grid” Blake & Mouton 1964年

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