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組織開発研究会

組織開発理念

競争優位から学習優位へ

 先進国における市場の成熟、新興国における高度成長は戦略軸を変えた。成熟市場においては生活者の僅かな購買行動から動きを察知する学習、成長市場においてはファーストムーバ―として勇気をもって市場で実験をし、実験の繰り返しから学習する能力が求められている。

 成熟市場においてCRM(Customer Relationship Management)が十分な成果をあげていない理由の一つは、仮説の検証になっていないからである。単に販売動向をデータ化しても気づきは少ない。何かしらの仕掛けを行い、その変化をみて、更に手だてを変えて仕掛けてみる、そしてその変化をみる。この仮説-検証の繰り返しを見える化する必要がある。この市場の変化を俊敏に戦略に転換していく必要がある。市場からの学習の単位がミクロであり、事前的であり、変化の揺らぎをキャッチする能力を求められている。単なる見える化とは全く異質なのである。

 成長市場への市場戦略への移行は、新たな市場での成長機会の創造を意味する。それは未経験領域であり、これまでの成功モデルが通用するとは限らない。人は経験したことのないことは容易にはできない。新興市場では、体験が重要であり、その体験の試行錯誤から成功法則を俊敏に学ぶ学習能力が個人および組織に求められることになる。

 外部環境からの変化を内部である組織に取り込むには、内部における学習の能力が必要になる。戦略は外部環境から学ぶことはできるが、イノベーションや創造性は内部に光をあてなければならない。そこには、暗黙的価値観を自ら変化させていく内省が前提であり、新たな経験を通じて新たな文化を形成していく組織内部の学習能力が求められる。

(書籍「組織文化診断と組織開発」産業能率大学出版部より引用)

組織文化を創造する

新たな課題に挑戦することで新たな経験が蓄積される。北米市場で経験したことは文化として蓄積される。アジア市場で経験したことは文化として蓄積される。

 強い組織、厳しい組織で育つから強い人材も生まれるとする。重要なことは、新たな市場や課題に挑戦しなければ、新たな製品やサービスの開発は生まれない、人材も育たないということを制度としてではなく、暗黙的行動選択(つまり文化として)として組織の中に組み込まれていくことである。

 時には失敗することもあるだろう。100%すべて成功するビジネスなどありえない。リスクのない経営など存在しない。重要なことは、試行錯誤の中から、内省を行い、行動様式を変えていく、学習と学習棄却を自律的に行うよう支援することである。

(書籍「組織文化診断と組織開発」産業能率大学出版部より引用)

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