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組織開発研究会

組織文化診断

組織文化診断5つの示唆(3)

(3) 可能性を示唆してくれる

  • 組織文化診断で定点観測をしているとする。「当社の商品ラインナップは充実してきた」という設問に対して、「そう思う」率が毎年高まってきたとする。それは、販社のM&Aを実施しても大丈夫であることを示唆しているのかもしれない。
  • 新たな中期経営計画を発表した。「あなたは中期経営計画における自分の役割と目標をいえる」という設問に対して「そう思う」率が30%と仮定する。残念だが、言えないということは意識している状態ではないので、日常の行動に反映されず、従来の行動を繰り返すだけになり、既存延長線上のテーマはある程度クリアするかもしれないが、新たな戦略テーマは実現されないだろう。
  • 「あなたは上のポジションに就いてでもやりたいことがある」という設問に対して、30歳代の「そう思う」率が20%だったとする。これは事業に対して主体的でなく、課題の解決はできても課題の設定はできないことを示唆している。しかし、それ自体を問題視してはいけない。現状、ルーティンを一生懸命こなすことに集中している状態があるのかもしれない。また、新たな役割やポジションを与えられて初めて育つという歴史を持っているのかもしれない。そのように考えると、この組織は常に戦略的テーマの設定、戦略的プロジェクトの発足そして戦略的ローテーションが成長の原動力である可能性がある。景気などにより業績が落ち込み、縮小均衡的な方向性へ動いた場合、この組織のDNAは薄れ、成長のエンジンを失う可能性がある。(売上は落ちてもコストダウンで利益率を維持してきた歴史を持つ組織は異なる戦略をとるかもしれない。)

 

 

 

 

 

 

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