職場を腐らせる人たち
話題の書である。経営(学)というのは人の集まりなので心理学、歴史学、医学など多様な知見を求める。自己保身、責任転嫁など貧乏がゆえにこうした人々が増えているという。
下記は、ディスカッションの要約である。
・まさに「貧すれば鈍する」だね。
・パッシブ・アグレッション(自己保身のため隠れて批判する)が横行しているが、日本も品が無くなったものだ。十八不徳の一つに「気が小さいくせに、こそこそと悪事を働く」というのがある。まさにそれだね。
・「腐ったみかん」の話が出てくる。全体に広がる前に排除することが大切とあるが、巧妙な人が多く(そういうことだけにズル賢い)なかなか気づかないとある。就業規則や職務分掌では排除が難しいが、組織がそういうマインド自体を表に出して問題視すると表明することだ。