業界タイプが問題ではない
キム・キャメロンの統合価値観のフレームワークでは、家族文化、イノベーション文化、官僚文化、マーケット文化の4象限=4タイプに組織文化を分けている。
官僚文化は悪いような印象を与えるが、そういうことではない。安定的で予測可能な場合、蓄積が重要である場合、極めて計画的であるべき組織においては、官僚的であった方が、統制がとれ、安定的であった方が好ましい。
タイプというのは、過去の経験によって蓄積されたものであり、良いとか悪いという尺度のものではない。
組織文化診断で重要なことは、ギャップを認識することであり、将来に方向に対して、現状推移した場合、どのような問題が生じるのか、生じないのか、その原因はどこにあるのかを構造化・数値化・仮説化するものである。
よって、将来の方向性=戦略が明確でなければ、話は進まない。
仮に明確であったとしても、浸透してしなければ、浸透の仕方が好ましくなければ、ギャップは発生する。
モラルサーベイではタイプ分けが多いが、それ自体が何かしらの問題を示すものではない。
問題とは、在るものではなく、何を問題とするか「切り口」である。問題は在るものではなく、「する」ものである。
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