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組織開発研究会

組織文化診断実績

創造性重視の経営

 組織にとって大事なものは何かと問われたら、何と答えるだろうか。信頼、学習、誠実、ビジョンといったものが出てくるだろう。まさに人にとって大事なものと同じである。活力とは、一人ひとりの力を活かす経営のことである。

 競争優位を得る要素として、資本、機械というのは、極めて重要である。更に、知的資本、無形資産といったものがそれに加わってきた。組織開発が重視するのは、知識<創造である。

 リエンジニアリングを行った企業の2/3が限界収益ぎりぎり、ダウンサイジングを行った企業の内、早期に生産性を上げたのは1/3以下という報告がある(トーマス・ダベンポート)。その原因は、人の側面を軽視したことによる。

 企業は外部環境から学ぶことで、市場、顧客、製品といた戦略を構築する。戦略を実行するために求められる革新性や創造性を阻むものは、組織の内なるものの領域である。組織の内的成長と自己革新を図っていくことが組織開発である。

 企業の戦略重点がどこにあるのか、対面での聞き取り調査を行った。2001年~2005年では、結果的に財務戦略に経営意思決定の重点が置かれていたことがわかる。コストダウンなどによって得た利益を財務の健全化に充当した形である。

 2006年以降は、財務健全化がひと段落つき、グローバル展開や設備投資へシフトしていく中で、結果的に事業戦略重視へ移行したが、2008年のリーマンショックで財務戦略に大きく舵が切られた。

 2011年以降は、長期的外部環境への不安定さ抱きながら、長期的・持続的成長へ向けて、人材戦略など組織開発戦略への移行しようとする企業が増えつつある様である。

 具体的な取り組みとして、グローバルでの人材マネジメント戦略、意識革新・行動革新への取り組み、連携力やチーム力といったマネジメント力強化への取り組みなどが挙げられた。

 

 

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